1939年 8月27日
Heinkel He-178
CONDOR 1/72 He-178

 
1939年夏・・・
Dr. Hans Pabst Von Oahin の夢のエンジン He S 3B を載せて
この実験機は空に舞い上がりました。


世界ではじめて 空を飛んだ有人ジェット機


ハンス博士の作ったエンジンは 遠心式のタービンエンジン
1930年代頭から その原理を証明すべく 作り上げた・・


このエンジンを載せた飛行機を ハインケル博士が作り上げた
見た目にも この飛行機は 洗練されて???とは 言い切れない

が、主翼平面形は ツバメの様だ!楕円後退翼・・・

「ジェット機を 空に浮かべた事実」は まさに パイオニア!

実際 実験機として 不測のの事態に備えてか 初飛行時は
ご覧の様に 脚を固定していました。

最終的には 速度記録も含まれるでしょう 実用化も考えた
かも 知れませんが 引き込み脚で 飛行している様です。

しかし

あまりこのエンジンが普及しなかったのは ユンカース・ユモ
等の 軸流式高性能エンジンが開発されていた為かも・・・・


一方

海の向こう イギリスでは 逆にこの遠心式が 進化を辿ります。
しかも その エンジンにより アメリカでジェットが始まった・・


そういう意味では 日本は
戦時中ドイツから 運びこまれた軸流式エンジン(の資料)で 
それまで 試験されていたものを白紙にしてまで 軸流式の
ジェットエンジン開発に変えたことは 変わり身が早かった?
のか 軸流式に魅せられてしまったのか・・・・・         
そして ネ−20等が生まれ ジェットエンジンの幕開け・・・・・


戦後で 全てが白紙になる・・・
空白の7年後 日本は 軸流式のジェットエンジンを選んだ 
 国産ジェットJO-1から始まって J-3へと発展していく・・・
これも、ドイツからの影響が大きかったからかも知れませんね。



さて キットは 機体が小さい省か この様な感じです。

良く見ますと右上にエッチングパーツが入っています
計器盤もさることながら 組上げると あまり目立たない
フットペダルも 豪華絢爛組み立て式 どうしたものだろう・・・



He178・・・ホントに小さいです。
前縁が直線で後退 後縁は楕円カーブを描く独特の主翼
主翼より前に長ーく伸びたノーズ 機首のインティークから
入った空気は この狭いコックピットの下を 流れ、 
主翼後縁近くにあるエンジンに 吸い込まれ 圧縮され
 爆発 ジェット流になり 機体後部から速いスピードで 
外に飛び出す・・・・・


カンピーニよりもはるかに小型のこの飛行機

ハインケル博士の ジェット機

カンピーニよりも 1年も前に飛びました。


1939年 昭和14年のことです






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2007年11月25日改定
2008年5月10日一部変更
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