1919年 6月15日

ビッカーズ・ビミー
初の大西洋無着陸飛行に成功。

EasternExpress 1/72 VickersVimy

さあ、出てきましたよ!
(模型の箱は記録とは関係無い 純粋な?爆撃機ですが)

この飛行機
当時のファルマンF60やハンドレ-ページ 0/???等と比べると
一回り小型で
私個人的には すごくまとまった綺麗な機体に思います。

ご存知の様に 世界初 大西洋横断機であります。

巷では「大西洋横断」と聞くと リンリー♪こと
リチャード・リンドバーグ氏とライアンNPY−1
って,なってしまいますが

 大西洋を渡ったのは こちらが最初です

イギリス(大英帝国)の何処か1点とカナダニュウーファウランド島
またはアメリカ合衆国の1点を無着陸で横断したものに

「一千万円!・・・違った 1万ポンドの賞金

英J・アルコック大尉と米A・ブラウン中尉が これに挑戦。

そして

比較的有利とされている 東回りにチャレンジしました。

ニューファウンドランドからアイルランド西クリフデンまで

3,040kmを16時間27分で飛行

この飛行では 着陸時 柔らかい地面に足を取られて
尾翼を空に向けて立ってしまいました が、
この2人には「サー」の称号が与えられたそうです。


ビミーはその他にも アフリカの南端ケープタウンへの飛行や
オーストラリアへの飛行などにも 同形機が使われています。


アルコック/ブラウン 両氏の飛んだビミーは 修理され
ロンドンのケンジントン科学博物館で見る事ができます。

また アメリカやオーストラリアでは
忠実に作られた復刻版のフライトを見る事が出来ます。

EAAに紹介されているビッカース・ビミー
オーストラリアのビッカース・ビミー



ところで このキット


やっとの思いで 見付けました
そしたら 店長曰く「結構在庫 在る様だよ。」
「へっ?・・・・」

元FROGの製品 ¥1600・・・マニアックかなぁ?

はたして、 開けてビックリ玉手箱 (・o・)

ふる〜〜〜い模型ですから・・・・時間を掛けて・・・ですね!(^^;




時は流れて




はたせるかな





一応完成!



こんな風に出来ました(2004/8/13)


なかなか この資料の様には作れませんが(^^;;;


ノーズのスキッドは この記録飛行に際しては外されています。
勿論、銃座もふさがれ 爆弾架を含む爆撃装置も付いてません。
プロペラは木製ですが表面をコーティングしてある様です。
エンジン排気管はカバーされて 熱排出の為?か側面に開口部あります。


作っていて思ったのですが
木と鋼管と羽布・・・しかも 当時 当り前だったのか?
胴体の側面をコントロールケーブルが 上の写真の様に
おかげで 手で持てる所はノーズだけ(^◇^;;;;


面白いでしょう ラダー用外側ケーブルは 垂直尾翼を貫通してます。
上翼エレベター用ケーブルも上水平尾翼を貫通しています。




アルコック・ブラウン機も リンドバーグ機も 重心位置近くに最も重く重量の変化する 
燃料タンクを置いています が 離陸時のアクシデントに対するダメージはどうなのでしょう?


もっとも 火を出したら どちらも危険な事には変わりませんが・・・

アルコック氏もブラウン氏も6月とは言え 吹き曝しの狭いコクピットに
防寒対策をした飛行服で 2人肩をぶつけ合って 霧の出易い経路を
操縦桿の前にある 羅針盤を頼りに 飛び続けたのでしょう・・・。

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2007年11月25日改定
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