1939年 8月21

フォッカー  サザンクロス
Fokker F.VIIb-3m
FROG 72


 1939年 8月26日 キングスフォード・スミスによる
オークランド(米)〜ブリスベーン(豪)間の郵便輸送飛行に成功

この飛行機は オランダ人フォッカー氏により生み出され
1920年代後半から30年代のベストセラー旅客機

長距離飛行の安全確保から3発機に、
厚翼断面で支柱等の抵抗を極力廃した翼は木製構造

しかし これが全金属機の普及を早める結果に・・・

北極/南極探検飛行、南大平洋横断飛行、その航続距離、安定性を生かし
数々の冒険飛行に使用されている。

現在
 Avro10(AVRO社で生産された機体)が
オーストラリアメルボルン空港で飛んでいる!

キングスフォード・スミスの機体は1945にオーストリアに寄贈され
ブリスベーンの博物館で見る事が出来るそうです。

また、Henry Ford Museumでも見る事ができます。
『Josephine Ford』
ヘンリーフォードと言えば そう 自動車王でもありますが
唯一飛行機に手を出したのが 波板ジュラルミンの全金属機フォードトライモーター

このフォッカーの木製翼の飛行機を突然 表舞台から引き下した張本人
されど フォード氏が描いた普及は望めず とっとと飛行機生産から手を引いてしまう・・・

このHenry Ford Museumには この2機が同じように展示されているそうです。
いずれも 航空史に1つの歴史を築いた事には代わらないのです。



古いキットではありますが 形を良く捉えていて素晴らしいです。
フロッグ無き後 ポーランドやロシアのメーカーから 再販されている様ですが・・・

当時としては すごく良く出来たキットだと思います。
翼厚のボッテリ感 ながーいテールモーメントと小さな尾翼
中々なもんです。



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2007年11月25日改定
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