1937年 4月10日
三菱 雁型通信連絡機
神風
(Mitsubishi kamimaze)
LS 1/72

 朝日新聞「神風号」は訪欧飛行に4/6立川を離陸。4/10にロンドン着
東京→ロンドン間
15.357kmを 94時間17分56秒

しかも 帰りも・・・
ヨーロッパから帰った飯塚パイロット、塚越機関士は
国民からも大歓迎を受けたことは ご承知の通り。

速度は高度4500mで約476Km/時と言われています。

実機は 残念ながら大阪空襲で焼失。


LSというメーカーもいつの間にか・・・現在ARII社からリバイバルが発売されてます。


初めて本格的な 72モデルに会ったのは マニア72でした
古いキットではありますが 形を良く捉えていて素晴らしいキットでした・・・。
マニア社はホントにマニアックな飛行機を選んで インジェクションモデルとしてくれました。
その型はハセガワに買い取られ 今日その内の何種類かを手にすることが出来ます。
残念ながら この神風は・・・いま見る事が出来ません(涙

おっと脱線
LSというメーカーも 75スケール?以外の部分は 昔から好きです。


零戦を初めて作ったのも LS社 そのボリュームと
はじめて見たグアムから戻った零戦が実に頭の中で
ラップしてしまい 他社を否定してしまう程インパクトが
ありました 皿リベットを 穴を開けて表現するなんて
当時の他のメーカーでは無かったことかも・・・

ただ 皿リベットなんて72では このキットの様に見え無い
のですが それが 新鮮で何か嬉しかったりして・・・


特徴を良く掴んで さりげなくデフォルメしていて その模型設計者が抱いている
その飛行機に対する 思い の 様なもの が 伝わって 共感できたら きっと
最高も模型かも知れませんね!



この キットを作って その 飛行時間94時間とは
思うに
現在のジェット旅客機の様に安全で快適な高度を より安全な自動操縦で飛行する
・・・・のとは 全く異次元の世界   しかも この狭い空間で手足伸ばす事も無く
飯塚パイロット、塚越機関士は 英国までの往復(しかも親善も兼)を した訳ですが、
現在の様な 航空支援がされていた訳では無いでしょうから その苦労は 並大抵では
無かったことでしょう・・・・

まさに 腕で離陸して 腕で気象条件をクリアーして 最後は腕でその飛行場に降りる。

フランスから飛んできたジャピー氏もそうですが 多分 天候に左右される高度を飛ぶ
雲があればそれを 避けるか 地上が見える高度まで下げて目を凝らしながら飛ぶ・・
勿論 山があれば それも避ける・・・・・・・・・気流が乱れれば・・・・航法とて・・・



尾翼に書かれた
ロンドン − 東京  94時間
の文字と
 三菱重工航空機のマーク
伊達では無いのですね!


朝日 第108号 神風


飯塚パイロット、塚越機関士のよって 欧米に日本の航空というものを 認めさせた
飛行機なのですね・・・。






H OME



2007年11月25日改定
inserted by FC2 system