1933年4月6日から3月2日
Lockheed Vega
より早く世界一周

Rare plane 72 ・・・Vacuum kit


面白いですよ 設計者はジャック・ノースロップ氏・・・そう あの 無尾翼で有名な。
(当時 ロッキード社の優秀な1設計士だったのですね・・・。)

この機体 本格的な木製モノコック胴体つまり ストリンガーが無い 応力外皮構造
そして 支柱の無い 木製の片持ち翼 羽布張りで強度と表面平滑にしているとか。

この飛行機 1927年7月4日に生まれ この時は パイロット1人 乗客4人
翼幅  41feet(12.5m) 全長 27.5feet(8m) 重量2900pounds(1315kg)

当時の高速旅客機として開発され

225hpの空冷9気筒 ホワール・ウィンドウJ−5で 高度1500ft(4572m)へ
118mph(190km/h)巡航で900マイル(1448km)の航続性能を誇った。

基本設計が良い飛行機はその発展も期待できるのでしょうか


いろいろなパイロットが この機体を使って 記録にチャレンジしていますが、
Wiley Post氏が 打ち立てた 数々の記録は この飛行機の大きな可能性を示します。
いえ、打ち立てると言うよりは 航空発展に 大きな影響を与えているのです。

1928年12月20日アラスカのポイントバローからノルウェィのスピッツバーゲンまでの
Hubert Wilkins卿とアラスカのブッシュパイロットCarl Ben Eielsen氏の飛行は壮大に満ち


などなど・・・この飛行機での冒険飛行は 多々あります。


この当時のLockheed社は 油が乗っていて"It takes a Lockheed to beat a Lockheed!"
直訳すると(Lockheedに勝つためには Lockheedを!)と スローガンを掲げていた・・とか


そして ベガー5に至っては 450hpのP&Wワスプが搭載され NACSカウリングの採用で
スピードも 巡航で155mph(249km/h)に


この性能アップした機体でもって登場するのが かの有名なWiley Post氏の「ウィニーメイ」
まず、ロスアンジェルスからシカゴまでの1760マイルを9時間9分4秒というレコードを作る!


そして 世界早や周りハロルド・ゲッティ氏をナビゲーターに

1931年6月23日から7月1日
8日と15時間51分

という 当時としては とんでもない記録を打ち立てる


えっ? 何故にとんでもない記録なのかって?



それまでは 例えば『ワールドクルーザー』は 百何十日もかけて
それこそ 行く先々 ポイント毎にサービス隊が派遣され
機体の整備と乗員への休息や天候/コース等の支援

 はてまた 陸上機から水上機へ
またその逆も と その航空機と共に大所帯が行動しての結果です。



でもWiley Post氏は さらに挑戦します
2年後の1933年 その記録を 自から塗り替えてしまいます。

7日と19時間43分

これには 高空の飛行と 自動操縦を 実用化した事にも依ります。
しかも片目で操縦してです・・・・


Wiley Post氏はこの機体で さらに 高度記録にも挑戦しています。
と、いいますか 高高度を飛ぶ為の仕組みを実用化しようとした・・・が正解か

ご存知の様に 高いところでは空気が薄い 機械的にエンジンが性能アップしても
それまでの 顔面速度計 から 風防の中に入りましたが 隙間から空気はもれて
当然 機内も空気が薄くなるし気圧も外と同じ・・・・高度を上げれば寒い・・・・・・

聞くところでは 高度10000mで 素人間は 5分で そのまま天に召されるそうです。
ヒマラヤとか言わなくても 富士山山頂で高山病になってしまう人達が居ますよね、
山頂で酸素を貰って 生き返るのですね 少しの間・・・・・

そこで 考え出されたのが まるで潜水服の様な飛行服だったのです。
服は密閉され酸素を送り込み 高空でも操縦を続けられる様に考案されたのです。
ただ 膨らましただけでは 体が動かなくなりますから いろいろな試験を繰り返して

ついに1934年 彼は40000ft(12000m以上)に達します。 更に 50000ftへ
そして 彼はそこで 「ジェットストリーム」を 発見するのです。




その他にも アメリヤ・イヤハート女氏が 単独大西洋横断に成功させたこともありました。



ところで

このキットも 某Yahooのオークションで見付けました。 (^^;;;;

妻が 箱に入れて送って欲しいと 書いたら この様な箱に

欲しかった飛行機だけに このメッセージのついた箱に 丁重に入って送られてきてしまうと
いや〜〜〜〜嬉しいですね (^^)
この方の 粋な計らいで・・・もったいなく 作れない(^^;;;;

ピュアセレクション・・・・

資料1 資料2

↑この様に書いたら 偶然同じものが手に入り !(^o^)!


作ってしまいました(^^v

胴体の材料が樹脂モノだった為 接着にはアセトン系が必要
私メは 娘のマニュキュア用除光液?と瞬間接着剤を併用しました。

とにかく 形になってよかった! (^^;;;;;

上の写真 あれっ? 尾輪?


そうなんです ウィニー・メイは 尾橇だったので 後から変更しました。 (^^;;;;;



完成してしまうと 美しい飛行機です!
デカール無いので手塗りしてみました(^^;;;;;



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