1939年8月26日〜10月20日

三菱 ニッポン(号)
ARII72(旧LS 1/75)
Mitsubishi NIPPON-GO


 毎日新聞と東京日日新聞が世界一周親善飛行として計画

海軍の三菱九六陸攻の輸送機型を借り受け 長距離飛行用に改造

中尾機長以下 大原親善使節を含む7人が乗り込み
1939年 8月26日に 北アメリカに向けて 羽田を出発
北太平洋を渡り北アメリカから南アメリカを縦断、大西洋を越えアフリカ、
不穏な北ヨーロッパを避けるように地中海沿岸 中東インドを回って
10月20日 無事に羽田に帰って来た。

のべ32日間 飛行時間194時間 52850km
15ヶ国を親善訪問する旅だった。
 
現役の海軍機を借り受けての挙行 準備も大変だったのではないだろうか
大きなトラブルもなく成功出来たのも 機体やエンジンの優秀性もさることながら
訓練された搭乗員はもちろん 現地との調整に走り回った人たちあっての事と
思う。

実機は 残念ながら終戦と共に他の機体と共に焼却処分されてしまった・・。




古いキットではありますが 形を良く捉えていて素晴らしい
後は作り手次第なのですがぁ・・・・(^.^;;)

LSの72?コクピット内は 殆ど省略・・・なので それっぽく作ります。

気になる処・・・尾翼もそれっぽく
一旦切り離して 軽減孔(軽め穴?)とヒンジをそれっぽく(^^;)


この飛行機は 当時の標準的な飛行機と同じ高度を飛ぶ   
その為 飛行中は 気流や視界に悩まされ 高度を上げれば
酸素不足に悩まされ 太平洋を横断したと 本には 書かれています。


だから 当時 この飛行機でやり遂げた この記録飛行は
このあとの 航空路開拓にも 大きな資料を残していると
思います。 同じ緯度だけでなく ブラジルへ アフリカへ
そして ヨーロッパ 中東 インド 気候の全く異なる地域
その場その場での 飛行条件も異なった事でしょう。   


この様な経験から 次の飛行機が生まれてくるのですね!


【蛇足】
WEB上調べていると思わぬ発見があります。
Pagen Island Nell
j-aircraft.com』というHPに上記96陸攻の残骸の写真が・・・
まだ 残っているのでしょうか・・・地元の観光資源として・・・



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2007年11月25日改定
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