1986年12月23日
無給油無着陸世界1周記録
Voyager
A−Model 1/72 Scaled Composites, LLC Voyger

バリも多く隙間も多いので 結構時間が掛かりそうです・・・むむむ。



1986年ジーナ・イエーガーとディック・ルータンにより 何と 世界1週を無給油無着陸で飛んでしまった。
12月23日にエドワード空軍基地に帰ってきた。

スケール・コンポジット社が作った「Voyager
そう、鬼才バート・ルータン設計の

フル・コンポジットのその機体は 

実機はスミソニアン航空博物館に展示されてます。



さて、まずは機体内部
私の手元に 資料らしきものは何も無い・・・アララ
 
そこで 米国に駐在していた友人にディスカバーTVのビデオを見せてもらう
(アメリカでは決まったチャンネルで飛行機モノのこの様な番組が放映されている・・)
(バートルータン氏って せいわ模型屋の店長に似てる・・・かな?)

でっ、それっぽく中身を作る(^^;
この時 コックピット前後のバルクへッド(壁)は隙間無く作りましょう!
何せ このキットは大雑把に出来ている為ひたすら削り粉が出ます。


前方のエンジン

そうそう キットですと側面から見てプロペラ中心が機軸線になっていますが、
実機は少し上になってます 作例も少し上げてみました。
上開口部より中が丸見えなので  それっぽくエンジンを載せてみました。
開口部や両脇の出っ張りなどなど写真を見ながら追加工しています。

コンチネンタルO−240 130hp 空冷水平対抗4気筒エンジン
このエンジンは 離着陸や出力が必要の時にしか使わないエンジンの様です、
ある程度飛ぶと エンジン停止し、プロペラをフェザーリングピッチにして飛んでます。
こちらはセルモーター付き?



後方側エンジン

このエンジンは 最後まで回り続ける 大切なエンジン
キットでは排気管が下になっていますが 写真を見ながら
上の絵の様に改修します スピナーキャップも無し

コンチネンタル OL-200 110hp空冷水平対抗4気筒エンジン
聞くところによれば スペシャルチューンされている
初老のエンジニアが手で掛けてました その表情 そのしぐさに
この飛行機 そしてエンジンに並々ならぬ愛情を感じました。



ほぼ全体が繋がった状態です。
とにかく でかい

デカールを貼りながら気が付いたのですが 主翼取り付け位置が低い
先尾翼の位置も・・・ここでは 雰囲気を味わって下さい。
(そうそう ウイングレットは離陸の時に削れて飛行中にモゲテしまったのでしたね)



(ホント 平べったいヒコーキやなぁ・・・)



コックピットの前も両側のブームも燃料タンク
主翼もかなりの部分がタンクと聞きます
本作品は 燃料搭載0の状態です(^^;

実機は機体重量939lb(約426kg)なのにこのレコードへの挑戦で
最大離陸重量は何んと9645.5lb(約4400kg)その7割が燃料!
この重量を230hpのパワーと33.7m翼で空に上げるのだから・・・


とにかく 世界一周してしまった・・・

Wingspan      :110 ft. 8 in
Length        :  29 ft. 2 in
Wing Area      :362 sq. ft
Maximum Speed :150 mph
Cruise Speed   :116 mph
Ceiling        :21,000 ft





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2007年11月25日改定
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